WUNDERKAMMER

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アーティストインレジデンスとして滞在制作しているドマグカトリエで開催中の展示会、”WONDER KAMMER”(驚異の部屋)。芸術家たちの活動にインスピレーションを与えてきた品々が並びます。私が展示したのは手漉き和紙。一枚一枚が異なる表情を持つ手漉き和紙は、それに伴い描かれる墨の陰影にも微妙な影響を与えます。ここではそのバリエーションを表しました。10月15日まで。

Domagkateliers

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ミュンヘン市文化局にお招き頂いたヨーロッパ最大級のアーティストスタジオ、ドマグカトリエ。市にご準備いただいた住居とアトリエに荷物を納め、これから3ヶ月間にわたるミュンヘンでの滞在制作が始まります。domagkatelier-door

工房としてこれから3ヶ月お世話になるスタジオのドア。Welcome!

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日当たりの良いスタジオ。

YUKUMO KERUMO 大津 NAKAMACHI 開館

滋賀県大津市。地域活性化に取り組むトヨタモビリティ滋賀の発案で実現した、直木賞作家今村翔吾氏の記念館が開館しました。

彼の代表作『塞王の盾』は、大津城の合戦に関わる石積み職人を主人公とした物語。

この施設のために制作させていただいたのが『石垣 湖 渡ル カイツブリ』

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六曲一隻の屏風に和楽を組み合わせた構成です。

地元近江の手すき和紙、成子雁皮紙を使用しました。

直木賞作家 今村翔吾さんと。

直木賞作家 今村翔吾さんと。

 

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沖縄科学技術大学院大学での作品除幕式

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の最新の建物、第5研究棟に、私の作品「処暑」が設置されました。

Ichiro Kikuta, Karin Markides and Cherry Murray

2023年5月20日、OISTの代理学長アルブレヒト・ワグナー氏、新学長のカリン・マルキデス博士をはじめとするOISTの皆さまが、素敵な除幕式を開催してくださいました。

Ichiro Kikuta and Albrecht Wagner

ノーベル賞を受賞された科学者も連なる理事会のメンバーの方々にもお集まりいただき、以下のような話をさせていただきました。

写真左から:菊田一朗、野依良治博士、チェリー・マレイ博士、吉野彰博士、セルジュ・アロシュ博士

写真左から:菊田一朗、野依良治博士、チェリー・マレイ博士、吉野彰博士、セルジュ・アロシュ博士、カリン・マルキデス博士

使わせていただいた写真は全て、OIST提供。

以下、菊田一朗スピーチ:

ご列席の皆さま、そしてこのような素敵な会を開いてくださることにご尽力くださったOISTの皆さま、
作品寄贈にあたってご協力くださったアルブレヒト・ワグナー臨時学長、そして夫人のマルティーヌ・ワグナー氏にこの場を借りて心から感謝申し上げます。

私の作品にとって、墨によるグラデーション、もしくは陰影はとても大切な要素となります。
私たちは、自然の風景の中に、たくさんの陰影を認めることがあります。

身近なものは山々にかかる霧でしょう。
私たちが視覚によって認識できる山々は、それを覆う霧の中へと消えていきます。
霧に覆われてしまえば、私たちはもう山々を認知することはありません。
陰影は、私たちが認知できるものと認知できないものの境界を表現しているのです。
東洋では、認知できない広大な世界に思いを馳せる伝統がありました。禅のように。
私たちは、自分の思考や感情を自覚したり、目や耳などの器官で情報を得たり
その一方で、その外に存在する世界(全体性)を直感により感じ取る能力も兼ね備えています。
認知できるものも、できないものも、すべてはダイナミックに変化をし続けています。
山々にかかっては消える霧のように。
この作品では、沖縄島北部、山原と呼ばれる地域の自然を描きました。
ヤンバルクイナやクワズイモといった、私たちが普段、独立したものとして捉えている生命達です。
しかし、全体性の中では、すべては境界がないということを思い出してください。
私たちの独立した生命は、生まれては消えていくように見えていても、すべては自然の動的な営みの中に形を変え、そして引き継がれていくのです。
各々は変化しつつも、全体としての存在は一貫して保ち続けます。
私はそのような自然観を、モノクロームとグラデーションで表現しました。この度、未知なる世界を探求し続ける科学者の皆様に、敬意を持ってこの作品を捧げたいと思います。
OISTの皆さまのさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
本日はありがとうございました。
Dear distinguished gutes, I would like to express my gratitude for your presence here today. I would also like to express my appreciation to the staff of OIST for their extraordinary efforts in organising this event and to Acting President Dr. Albrecht Wagner and his wife Martine Wagner for their friendship and cooperation in donating the work.
Let me explain a little about my work.
The gradation or shading of ink is a very important element in my art.
When we observe natural landscapes, we often notice numerous shades. An excellent example of this is the fog that covers mountains and makes them disappear from view. The shadows represent the boundary between what is visible and what is not.
In the East there is a long tradition of contemplating the vast world of the unknowable. Like Zen.
While we are aware of our thoughts, feelings and the information we receive through our senses, we also have the ability to intuitively sense the world beyond them, the ‘wholeness’ that exists outside of ourselves. Everything, whether recognizable or not, is in a constant state of dynamic change, like the fog that covers the mountains and then dissipates.
In this work I depicted nature in the northern part of the island of Okinawa, in an area known as Yambaru. These are the lives that we usually perceive as independent, such as the Okinawa rail and the kuwazuimo potato. But remember that in wholeness everything has no boundaries. Our independent lives may seem to come and go, but they all take shape and are passed on in the dynamics of nature.
Everything changes, but continues to exist as a whole.
I have expressed this view of nature through monochrome and gradient.
I would like to dedicate this work with respect to all scientists at OIST who continue to explore the unknown.
I sincerely wish everyone at OIST continued success in their endeavours. Thank you.

やんばる屏風展 Villa Museにて開催

2022年12月3日〜11日、沖縄、屋我地島のVilla Museにおきまして、やんばる屏風展が開催されました。3つのヴィラでの異なるコンセプトによる展示会をお楽しみいただきました。

草月流、大久保紫桜さん、折り紙作家、布施知子さんとのコラボレーション展示もありました。

レセプションでは、OIST沖縄科学技術大学院大学学長ピーター・グルース氏、国頭村長 知花靖氏、名護市長 渡具知武豊氏の祝辞をご代読いただいた名護市議の多嘉山侑三氏よりスピーチをいただきました。関係者の皆様、お越しいただいたお客様、ありがとうございました。


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やんばる屏風展、識名園 2022

2022年、11月19、20日の両日、世界文化遺産である識名園におきまして、沖縄県那覇市の共催でやんばる屏風展が開催されました。会場では草月流、大久保紫桜さんによるやんばる生け花の展示や、渡久地圭さんによるフルート演奏会も行われ、多くのお客様で賑わいました。

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【動画 Video】水で繋がる自然 Water and Nature

Water is the most important element for my art works. Here is the video in which I explained the reason why it is important. English subtitles are available in YouTube.

やんばる屏風展2022でご紹介する作品について、その背景や思いを含めて動画を制作しました。こちらは、その記念すべき第一回。私の作品にとって、最も重要とも言える水について解説しました。どうぞご覧下さい。動画はYouTubeでご覧いただけます。
https://youtu.be/aMkgwxSUGk8

12月3日から11日まで開催される展示会はこちらからご予約ください:https://yagaji-ensemble.com/news/post-3193/

Please email me to inquire about the exhibition from December 3 – 11, 2022 in Yagaji Island, Nago city, Okinawa.  byobu.japan@gmail.com

やんばる屏風展、屋我地あんさんぶる 

2022年12月3日(土)〜12月11日(日)

沖縄県の北部西海岸にある屋我地島のヴィラ、「屋我地あんさんぶる」におきまして、やんばる屏風展を開催いたします。

私による45分の作品解説と、コーヒー付きで、お一人1,000円です。以下のウェブサイトから事前にご予約ください。

https://yagaji-ensemble.com/news/post-3193/

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やんばる屏風展2022@識名園

2022年11月19日(土)、20日(日)に、那覇市にある識名園(ユネスコ世界文化遺産・国指定特別名勝)において、展示会を開催させていただくことになりました。

前回識名園で展示会をさせいていただいたのは2019年。3年ぶりの個展となります。

今回は、ヤンバルクイナの新作を中心に、水墨画だけでなく、岩絵具を用いた大和絵にもご注目ください。

会場でお会いできるのを楽しみにしております。

日時:2022年2022年11月19日(土)、20日(日) 午前9 時〜午後5時

場所:識名園 〒902-0072 沖縄県那覇市真地421-7

入園料(識名園の通常入園料)400円

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山原屏風展/近江シンフォニエッタ#2/びわ湖ホール

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2022年5月15日、びわ湖ホールにおきまして開催されました近江シンフォニエッタ#2コンサート。ホワイエでは山原屏風展が開催されました。ご来場頂きました皆様、近江シンフォニエッタ関係者の皆様、協賛いただいたALES Global,LLC様、ありがとうございました。